探偵料金表と報告書を確認するイメージ

探偵社の料金表には、「一時間○円」「○時間パック」「成功報酬」といった言葉が並びます。
見た目は分かりやすくても、自分の調査で最終的にいくらになるかは、料金表だけでは判断しにくいものです。

料金表は、安い会社を一瞬で選ぶための表ではありません。相談の場で何を質問すればよいかを知るための入口です。
ここでは、表示の種類ごとに見る点と、比較時に必ずそろえたい項目をまとめます。

料金表を読む前に、「何を知りたいのか」を一文にする

同じ浮気調査でも、目的は人によって異なります。

目的が違えば、必要な時間や報告書の内容も変わります。「料金表を見たが、どのプランが合うか分からない」という時は、まず目的を短く言えるようにしてから相談してください。

時間制:単価より「何人・何時間・何が別料金か」

時間制は、調査時間に応じて費用が増える方式です。怪しい日時がある程度分かっている場合に、相談しやすいことがあります。

見るべきは、一時間あたりの数字だけではありません。

  1. 一人分の単価か、チーム全体の単価か
  2. 最低利用時間があるか
  3. 調査員は何人を想定しているか
  4. 延長は何分単位で加算されるか
  5. 深夜・早朝の扱いがあるか
  6. 交通費や車両費は別か

「一時間○円」でも、二人以上で動く前提なら、見える金額は変わります。人数の理由まで聞いてください。

パック制:時間数だけで得かどうかは決まらない

パック制は、一定時間をまとめて申し込む方式です。同じ曜日に帰宅が遅い、複数回の外出があるなど、調査日を複数想定している人には検討しやすい場合があります。

ただし、次の点を確認しないと、余った時間や追加時間の扱いが分かりません。

時間が多いから安心、ではありません。怪しい日時に使えるか、必要な報告を受けられるかが大切です。

成功報酬型:最初に「成功」の意味を確認する

成功報酬と聞くと、「結果が出なければ一切払わない」と受け取りやすいですが、成功の定義は事務所ごとに異なり得ます。

契約前に、次のように具体的に聞きます。

「この契約でいう成功は、何が確認できた状態を指しますか?」

「基本料金、着手金、実費は別にかかりますか?」

「調査が実施できなかった場合や、対象者が動かなかった場合はどうなりますか?」

言葉のイメージだけで判断せず、書面で条件を確認してください。

料金表で必ず比べる10項目

確認項目 見る内容
調査時間 開始・終了、最低時間、延長単位
調査員数 人数と、その体制が必要な理由
基本料金 何を含む金額か
実費 交通、車両、高速、駐車、宿泊、入場料など
深夜・早朝 割増や追加条件の有無
報告書 内容、写真・動画、提出時期、追加費用
日程変更 変更期限、キャンセル料、予約金
成功の定義 成功報酬型なら、何をもって成功とするか
連絡方法 電話、メール、郵送、担当者との連絡ルール
契約書面 契約前・契約後に何を受け取るか

この表をそのままメモにして、複数の相談先で同じ質問をすると比較しやすくなります。

「料金相場」だけを見て決めない方がいい理由

探偵料金は、地域、時間、人数、対象者の移動、調査の難しさなどで変わります。ネット上の平均額や安いプランを見ても、自分のケースと前提が同じとは限りません。

価格だけで選ぶと、次のようなズレが起きます。

必要なのは、最安値ではなく、目的を満たす総額が説明されているかです。

契約書・重要事項説明は、料金表と同じくらい重要

警察庁によると、探偵業者は契約を結ぶ前に重要事項について書面で説明し、契約後には内容を明らかにする書面を交付する義務があります。

料金表を見て相談する時は、次のように聞いてください。

「見積もりと、追加費用が出る条件は書面で確認できますか?」

「報告書やキャンセルの条件は、契約前に読むことができますか?」

説明を急がせる、総額をぼかす、書面を持ち帰れないようにする場合は、その場で決めない方がよいでしょう。

料金表を見る前に用意するメモ

調べたいこと:
怪しい日時:
対象者の移動手段:
希望する連絡方法:
予算で不安な点:
結果を受け取る時に確認したいこと:

この六行があるだけで、料金表の見方が変わります。何も分からない状態でプラン名を選ぶより、あなたの条件に合う見積もりかを聞けるようになります。

見積書を受け取った後に、赤ペンで確認したい場所

見積書を読んでも不安が残る時は、金額の横に次の印を付けてください。

未確認が残ったまま契約を急ぐ必要はありません。特に「延長」「報告書」「キャンセル」「成功の定義」は、口頭だけでなく書面で読み返せる状態にしておくと安心です。

比較対象が一社しかない時でもできること

複数社へ相談できない事情がある場合でも、同じ会社に条件を変えて確認することはできます。

「怪しい曜日が絞れた場合と、絞れない場合で、見積もりはどう変わりますか?」

「調査員が一人増えるのは、どんな状況ですか?」

質問を重ねることで、その料金表が自分の状況にどう当てはまるかを理解しやすくなります。価格の比較ができなくても、説明の具体性は比較できます。

よくある質問

探偵料金表の「○円〜」は信頼できますか?

最低条件の表示である場合もあります。何時間・何人・何を含む金額なのかを確認してから比べてください。

成功報酬なら、失敗しても無料ですか?

必ずしもそうとは限りません。成功の定義、基本料金、実費、調査が実施できなかった場合の扱いを契約前に確認してください。

料金表がない探偵社は避けるべきですか?

個別見積もりが必要な調査もあります。料金表の有無だけで決めず、総額の見込み、追加条件、書面の説明が具体的かを見てください。

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